2015/03/11

2015.3.7(土)正義のミカタ『大阪市廃止・分割構想のミカタ』&あれこれw


3/7(土)放送 教えて!ニュースライブ正義のミカタ
『「大阪都構想」のミカタ:そもそも「都構想」って?何がどう変わるの?専門家が分かり易く解説』

かなりの人が見たと思うけど、文字にしとく。(聞き間違い等ご指摘願います)
後述の藤井教授の資料も参考に見てください(。◕‿◕。)




東野幸治:さぁ、続いては大阪都構想のミカタです。


斎藤真美:
大阪市を廃止して、5つの特別区を設置する大阪都構想
今年5月に大阪市民を対象に住民投票を行い、その賛否を問う見通しですが、
実現すれば、市民の生活はどう変わるのでしょうか。


ナレーター:2010年当時大阪府知事だった橋下氏が提唱した行政構想、大阪都構想


当時は、大阪市・堺市の政令指定都市を解体し、新たに特別区を設置するというものであったが


堺市長選で都構想反対派の竹山氏が再選
堺市が特別区に分けられる事はなくなった。
そして現在、橋下市長が進めようとしている大阪都構想は、大阪市を解体し5つの特別区に移行させるというもの
2月に市議会と府議会で、都構想協定書が提出され、今月可決されれば5月17日に住民投票が行われる予定だ
この大阪都構想に対し、海原ともこさんからこんな質問が・・・




東野:さぁ、ともこねえちゃん、あんまり中身が分かるようで分からないというのが正直なところ。

海原ともこ:
はい、だってもう大阪人なんて単純なんやから、これが良い、でももっとこういうデメリットもありまっせ、
でも、ここめっちゃ良いでっせ、さぁどっちしまっか、が一番分かり易い。のに…

東野:確かに、だからずーっとみんな働いてるし、大阪都構想の事ずーっと考えてる時間も、考えたいけどあんまり…


ともこ:
その為に考えてくれてはる人が出て来たら、結構怒鳴ったりとかして、  ←橋下やww
大事なところがグニャグニャになって、ほなもうこっち側は考えるのが分かれへんくなって
どうなってんねやろってなんねん。

東野:って感じ。WESTくんはどういう印象?大阪都構想って、分かるようで、ちょっと分かり難いとか。


中間淳太:そうですね。二重行政が解消されるとかそういうのしか分からない。大まかな事しか分かんない。


東野:
その言葉は聞くけど、じゃ果たして本当にそうなのかとか、どうなのかという問題もございます。
都構想とは現在名乗っておりますが都を名乗るには法改正が必要でございますんで、
現状では、大阪都にはならず大阪府のままという事なんですよね?三輪先生。


三輪記子:
はい、法律で決まってるので、その行政単位っていうのも。
なので、結局法律変わらないと出来ない事なんですけど、
その前提として、市民がどう思ってるかっていう事をこれから聞いていこうっていう話ですよね。はい。

東野:分かりました。それでは、大阪都構想のミカタをこの方に教えていただきます。


斎藤:元大蔵相・財務官僚で金融政策にも詳しい嘉悦大学教授の高橋洋一さんです。 ←大阪市特別顧問は?

東野:宜しくお願いします。

高橋洋一:宜しくお願いします。

東野:そして、もう一人この方にも来ていただいております。


斎藤:
東京都庁に16年間勤務され、現在は中央大学教授として行政学や地方自治を専門に研究されており、
政府の地方制度調査会委員に就任されている佐々木信夫さんです。   ←コイツも大阪市特別顧問なw

東野:宜しくお願いします。

佐々木信夫:宜しくお願いします。

東野:まずは、高橋先生と佐々木先生は、大阪都構想に賛成という事で、お立場で宜しいですか。

高橋:
うん、あのまぁ今、問題を解決したいんなら、これやらない手はないですね。
今の問題を解決したいならね。したいなら、やらない…

東野:したいなら、やらない手はない。佐々木先生は?

佐々木:
そうですね、やはり大阪を良くする為にはですね、大きく変えなきゃいけないですね。
そういう意味では、賛成ですよ。

東野:
そういう意味では、賛成である。
さぁ、賛成派のお二人のご意見を伺った後、反対意見で藤井先生のほうも伺います。宜しくお願いします。
さぁまずは、大阪都構想について、高橋先生のミカタは?


高橋:は~い、えーっと今の大阪はボロボロ都構想でシロアリ駆除が出来ると思いますよ。 ←とシロアリが言うてますw

東野:
大阪都構想とは関係ないですけど、先生方書くコメントが辛辣すぎて、毎回毎回…(略)
ボロボロであると、都構想でシロアリ駆除できると、
さぁまずは現在の大阪市ですが、こちらご覧ください。


大阪府・大阪市、政令指定都市全国で20ありますけど、そのうちの一つでございます。
現在24区制でございます。
人口約269万人、全国2位、1位は神奈川県の横浜でございます。
人口密度は、全国5位になっておりますけれども、
まずは政令指定都市というのをちょっと分かり易く説明してもらって良いですか。

高橋:
あのまぁ人口が多い、50万以上の、そこにもう大きな権限を与えて、
ある意味でまぁ都道府県といった似たような存在ていう感じですね。
ですから、その政令都市になると色んな事が出来るという制度であります。

東野:
普通の市よりも、なんか色んな事が出来るっていうのは分かり易いですよね。
はい、さぁそして問題でございます。こちら。


権限が、大阪市の権限が大きいので、府と市の二重行政が起きる、これ中間君が先ほど仰ってくれた。
二つ目、269万人、大阪市の人口でございますけど、それに対して一人の市長って事で、
民意が反映されないにくいって事なんですけれども、
さぁそれでは、まずはそういう事でございますけれども、この二つが大きな問題であると。

高橋:
そうですねぇ。やっぱりあのー権限大きいっての、ある意味で大阪府と、まぁダブっちゃうというか、
まぁ競っちゃうんですよね。
そういうので、まぁ東京の人から見ると同しようなのが二つあるっていう感じに見えるんです。
これが、まぁ二重行政ですね。
あともう一個ね、269万人て一人でしょ、市長選べるの。
これ、身近な話については、ちょっと多すぎる。
あの要するに、全部市長に上げなきゃいけない。
例えば、小学校の話・中学校の話なんかは、ここ市長でしょ。
で、そーれはちょっとね、東京の人から思うと、そうじゃないんですよ。
あれはね、区長っつって身近な人が、うん。


東野:
さぁ大阪都構想の主な目的でございますけど、一つは二重行政の解消。
二つ目は、特別区の設置による住民サービスの強化でございますけれども、
まずは、佐々木先生、これで解決できるという事なんですか?その二重行政の解消というのは。

佐々木:
う~ん、まぁこのー二つの司令塔がですね、競い合うんではなくてですね、司令塔は一本にすると。
そうしますとね、そのー大阪、例えば都知事というのができて、
司令塔が一本化しますと、こういう二重行政っていう事は、やらないですよね。
やらないです。東京にはないわけで、そういうものがですね。
ま、そういう意味では解消できると。
もう一つは、267万をですね、一人の市長だと。

東野:9万人、はい。

佐々木:
これはやっぱり、例えば京都府とか広島県の人口と同じですので、
例えば京都府ですと、13人市町村長が居て行政やってるわけですね。
それを一人でやると。
これはやっぱり住民から見ると、きめ細かなお話は、なかなか繋がらないですよね。

東野:ならないという事ですか。宮崎先生、いかがですか。


宮崎哲弥:
私はあのちょっと伺いたいんですが、ほかの政令指定都市っていうのは50万以上という事でしたけれど、
大体どのくらいの規模が多いんですか。

佐々木:ま、100万ですよね。元々100万都市を想定してる。

宮崎:100万だったら、指定の市長でも、なんとかなるっていう感じですか。

佐々木:そうそうそう。

宮崎:260万は、やっぱり大きすぎると

佐々木:大きすぎるんですね。

東野:さぁそれではですね、大阪都構想、ざっくりいうと、こういう事になります。こちら。


特別区ね、5つの特別区を設置します、大阪市を廃止して。
北区・湾岸区・南区・中央区・東区でございますけど、ここABC、福島は何区になるんですか。
えー北区、北区になる。難波は中央区になる。
こういうふうに、5つの特別区に分けようという事でございます。
この特別区と呼ばれるのが、こちらでございます。


特別区とは、基本的には基礎的自治体である市町村に準ずるもの
市の所掌する行政事務に準じた行政権限が付与されている。
小学校・中学校などの教育、老人ホームなどの福祉、身近な生活サービスの地域行政を行う。
但し、下水道、消防など、広域行政は府に移管するという事なんですよね。

高橋:
あのー今だから、政令市と市ってなって、特別区ってのはそのちょっと真ん中ぐらいかな。
だから、普通の市よりはちょっと、まぁ格が高いっていうか、色んな事が出来るんですけどね。
ただ、こういうのは、下水道とか消防なんかは広いから、まぁ都でやるという感じだと思います。

東野:さぁ、それでは現在、大阪府と大阪市において、二重行政となってるのがこちらでございます。


東野:水道・大学・病院・住宅・図書館・体育館が、こうちょっと二重、被ってるという事ですよね。

高橋:うん。

東野:
例えば、水道なら大阪府は大阪広域水道企業団。
で、市の場合は大阪市水道局がって事で、つまり2本あるって事で考えて良いんですか。

高橋:
あのーもうちょっと身近でいうと、高校なんかそうですよね。
東京は、高校っていうのは都立高校しかない
だから、シリツっていうのは、あの私立の事をシリツって普通に言うんですよね。
で、こちらでシリツっていうと、なんかイチリツとワタクシリツと、どっちかって言われるんだけど、
それは、東京ではそれがなくて、だから区立高校ってのがなくて、
高校は、み~んな都立、元はシリツ、シリツっていうのは普通のワタクシリツ(私立)
だから、とう、それがだからその小・中は区立、高校・大学は都、そういう感じで分かれてるんですよ。
でもここに、あのー大阪に来ると、高校って、シリツって、どど、何のシリツですかって、
あと府立ってあるでしょ。

東野:ワタクシリツかイチリツかっていう言い方で、分けますよね。

高橋:あと、府立っていうのもあるでしょ。

東野:あ、府立も

高橋:府立もあるし、うん、なんか随分沢山あるなという感じですね。

東野:
病院とか、体育館もそう、図書館もそうなんですけれども、これをだから統合すれば、
経費が削減される、ていう事なんですよね。

高橋:
ま、勿論ねぇあのねぇ、病院とかなんか無くすって意味じゃないんですよ。
残すんだけど、経営があの一つがやると。
そうすると、ま、関節部門というところが一つになると。

東野:ともこねえちゃん、どうですか、ここまでの話聞いていて。

ともこ:
これ、めっちゃ分かり易いし、分かりました、なるほどっと思う事もいっぱいあるんですが、
じゃ、これだけ聞いてたら全部良いじゃないですか。
なのに、ゴチャゴチャしてるって事は、何があんの?って余計思いました

高橋:まぁあとは、藤井さんが喋ってくれると思います。 

ともこ:そうですか。逆に、なんか今の聞いてたら、めっちゃ分かり易いじゃないですか。

東野:分かり易い。

ともこ:
2個、高校がこんなふうになってるよ、あんなふうになってる、あ、東京から見たら変なんやとかって、
住んでたら分からないけど思うんじゃないですか。 ←変な事(ヾノ・∀・`)ナイナイ 高橋が変なだけw
で、そこの経費削減も分かりますよね。
二つやるんやったら、一つのほうが良いとか。

東野:そう、分かんのよ。

ともこ:でも、そこから、じゃ、なんでスッとこれは行かずに。

東野:でっていう事ほかに、ほかの大阪府・大阪市の、大阪市の政令都市以外の全国にある政令都市は…

高橋:どうなってんの。

東野:分かんないけど、上手い事やってるのに…

ともこ:いってるんですか?

高橋:
あのー例えば神奈川県って東京の隣にあって、ここはねぇ、あの川崎市ってのが政令市。
あと、横浜市ってのも政令市、あと相模市ってのも政令市があって…

東野:それ上手い事いってるんですか。

高橋:
それでね、実は県は、その箱根なんかの山だけをやるの。
だから、同し県っていっても、まぁあのーその横浜市とか、そういうとこには出て行かないで本当に山だけ。
だから、県知事になると山だけ担当になる。  ←ほな大阪市の仕事を取るなやw
そんな感じで、でもね、大阪だと大阪府と大阪市で同しようにやるでしょ。
だからね、上手くいってるところもあんだけど、分ければ。

東野:上手くいってるところもあるけど、大阪府と大阪市の場合は今まで上手い事いなかった。

高橋:いって、でしようと。

ほんこん:だからこれを一本化にしたら、
その先生の言うシロアリを駆除できるんでしょ

高橋:
これはねぇ、シロアリってのは、またもっと言うとね、補助金が沢山撒かれてるんだけど、
これねぇ、組織改正すると全部そのルートが変わるわけね。
そうするとね、もう炙り出される。   ←お前が駆除されろw
でーどのぐらい補助金を大阪府が撒いてるかっていうのは、大阪市が撒いてるかって、
大阪市のホームページに書いてありますよ。  ←特別顧問も書いてるけどw
ぜーんぶ載ってるけど、私が見るとね、もぉの凄く細かくてね、
こ~んなに補助金出してるのっていうのがちょっとあってね。

東野:さっ、そして…

高橋:だから…

東野:
ちょっとだけごめんなさいね、先生、話戻しますけど、二重行政の解消によって、
まっ、このようになるという改めて、こちらご覧ください。


東野:
先生も仰いましたけど、施設を潰すわけでなく、運営の統合をしていこうという。
間接部門や事務の人数を減らす事が出来るっていうのが、このプラスに作用するっていう。

高橋:でしょうね。

東野:ええ、事ですよね。いかがですか、長谷川先生。

佐々木:ええ、僕も仰る通りですよね。まぁですから、モノが無くなるわけじゃないんで

東野:佐々木先生、すいません、佐々木先生。


佐々木:
モノは無くなるわけじゃないんですよ。
ただ、要するに経営者が一本化されるんでですね、余分なモノは作らないし、
色んなこう統合を進めていきますので、それは市民にとって非常にメリットが大きくなりますよ。

ほんこん:長い目で見たらランニングコストが減っていくっていう。

高橋:そう。

佐々木:そうです、そうそう。

高橋:
あとねぇ、調達なんかだとね、例えばその府立高校と私立高校があって、
両方で調達するのは一本化っての出来るから、一本で調達すると、実は安くなる。
それ、それはどんな企業でもやってますよ。
同しような部門だと一緒にするっていうのはね。

東野:
さぁそして、もう一つでございますけど、大阪都構想の主な目的、二つ目でございます。


特別区の設置による住民サービスの強化。
さぁこれは、こちらまずご覧ください。


東野:
区長公選制、特別区人口約50万人の中から一人の区長を選挙で選ぶ。
って事は、つまり今までは選挙で選ばれてなかったと。

高橋:市長一人でしょ。

東野:はい。

高橋:
区のほうから5人選ぶんだけど、大阪来てビックリするのは、みんな区って言うんだけど、
これねぇ、専門の用語で行政区っていうやつで、ここの区長さんは役人なんですよね。
で、東京は(笑)役人じゃないから、一応名前知ってますよ。
選挙に行けばね、行ったら投票するでしょ。
でも、だからそのくらい実は身近なんで、もし文句言いたい時には、その区長に文句言って、
駄目だったら選挙に、選挙から、で降ろすっていうのがあるんだけど、
大阪は市長だけでしょ。(笑)

東野:今までは、市長と公務員の区長が居てると。

高橋:そう、公務員の区長が居るんだけど。

東野:それ知らな、知ってるようで知らなかったいう事?

高橋:区長の名前知らないでしょ?

ともこ:知らない。

高橋:でしょ。公務員だから(笑)

東野:
これが大阪都構想で大阪都になれば、こういうふうに区長公選制になって、
責任ある区長が選ばれて、その区長がという。

高橋:そう、そいで気にくわない区長が居たら選挙で落とす。

東野:っていう事なんですよね。

高橋:うん。


宮崎:
私、間違ってたら、これについてあまり知識がないんで、間違ってたら教えほしいんですけど、
私の理解だと大体、一区30万人ぐらいの人口っていうのを当初予定して、されていたのではないかと、
思われるんですけれど、この5つになって50万人ぐらいになったっていうの理由は何なんですか


高橋:
(笑)ま、多分、人口あとそのある程度おっきいほうのが良いとかいうのも業務もあるんですよね。
だからそのー30万人から50万人とか言われてるんですよ。
だから、これはーま多分許容範囲の範囲だと思いますけどね。

佐々木:
あのですねぇ、例えばですねぇ、あのまぁ少し50万人ぐらいにする時の議論はですね、
東京の杉並区は、ちょうど50万人ぐらいなんですね

宮崎:私、杉並区の住民です。


佐々木:
そうですね。で、まぁ先ほど公選区長の経験によると、ちょうど50万人ぐらいがですね、
適正規模だっていう、こういう意見もありましてですね、
あまりこう小さくしても駄目なんですよね。

高橋:そう。

東野:なるほど、なるほど。だからこの50…

高橋:小さくしても駄目で、大きくしても駄目。

宮崎:適正規模

佐々木:適正規模

東野:
さぁ、そして高橋先生、敢えて言いますと大阪その都構想でございますけど、
デメリットみたいなんは、先生らの考えるデメリットは。

高橋:
ま、デメリットっていうと、こういう事やって最初はちょっとお金が掛かる
けれどそのあと、ずーっとコストが安くなるんで、そのずーっとコストが安くなんのは続くと、
というのが、まずそのどっちを見るか。
当初のお金を見るのか、ずーっとあとのを見るのかっていうんで、ちょっと違うし。
それとあと現状に、問題がどのくらいあるか、ないか、ていうので違うでしょうね。
現状に全然問題がなければ、今のまんまで良いと言うし、
凄く問題があると言えば、こういうふうなのはやり方〓?〓ですね。

東野:先生、いかがですか。

佐々木:
まっ、細かな話はともかくですね、えーまぁ今言った移行のためのコストが掛かるとかですねぇ、
行革でどれぐらいお金が浮いてくるかっていう話はあるんですが、
それよりもやっぱり、この狙い、狙いはですね、やっぱり大阪を再生をしたいと、強くしたいと。
で、東京と並ぶようなですね、この活力ある大都市にして日本を引っ張りたいって、
こういう話ですから、その為には、この制度が良いんですよ。

東野:その為には、都構想っていうのは実現すべきであるという

佐々木:そうです。

高橋:
あとはですね、政令都市の中で、良いとこ行きたいのか、
若しくは東京と並びたいのかっていうのが違うでしょうね。
要するに、東京は別格なわけ、その政令都市と。
全然違う世界であって、世界に向かって実はやるんだけどね。
で、政令都市ってはっきり言うと、日本の中の話ですよ。
だから、政令都市の中で甘ん、甘んじちゃっていけ、いけない、いけない、
政令都市ん中で頑張んのか東京と同しで世界に向かって頑張んのか、どっちを思いたいか。

東野:都構想が実現すれば、東京に対する大阪っていう街が大きくなる可能性があるっという。

高橋:
たっとえば、だから、大阪は今のままだったら普通の市でしょ。
で、東京だったら都。
名前別にしてね、実はメトロポリタンっていう言い方になる。
だ、でん全然ちゃう、か、あの感じが違う。

東野:さぁ、藤井先生のご意見いかがですか。


藤井聡教授:
今、東京が羽振りが良いというか、発展してるのはこの何故かというと、
行政の仕組みのおかげなのか、
或いは首都であって一極集中してるからかっていうと、
僕はやっぱり一極集中してるから、ていう理由は非常に大っきいと思います。
ですから、行政の影響てのは無いとは、僕は申し上げないですが、
一極集中があるから東京羽振りが良いって事、これもう絶対忘れてはならない、この一つ。
それと二重行政の問題についてはですね、
先ほど例えば、図書館とか体育館とか、水道とかありましたけど、
あれは結局、省けるんじゃないかと、こう重複を無くせるんじゃないかと再考、
ずっと議論してたんですけど、ずーっと議論してると、
どっちも要るなあって事になってきたっという経緯もある事は、ご理解いただきたいと思います。

東野:じゃ、このあと藤井先生にですね、言い分を伺います。大阪都構想のミカタ、まだまだ続きます。

(CM)

東野:さ、大阪都構想、続いては、この方に教えていただきましょう。


斎藤:京都大学 大学院教授 都市社会工学を専攻しておられます藤井聡先生です。

東野:宜しくお願いします。

藤井教授:はい、宜しくお願いします。

東野:さ、藤井先生は、この大阪都構想に反対という事で良いんですよね。


藤井:
はい、前ここでも取り上げた時に、僕が書かしていただいたネット記事が、7つの事実って、
あの7つの事実は、賛成・反対申し上げるのではなく
事実を申し上げたものです、いう事はここで申し上げたんですが、
敢えて僕が賛成か反対かと聞かれれば、勿論、私は反対を入れます。
何故、反対なのかというとですね、やっぱりデメリットが、
メリット、僕は無いとは思わないですけど、
デメリットが非常に大きいというふうに、私は認識しています。
で、そのデメリットの大きさ故に、最終的に大阪が衰退していくんじゃないかと、
ていう事を本気で僕は心配しています

東野:さぁ、ミカタ教えてください。


藤井:
まぁミカタとしては、こうです。
即ち、デメリットが山ほどあるんじゃないかと。
で、大阪市民は自治を失ってしまうと。
この下のね、自治を失うていうのはちょっと難しいかもしれませんけど、
分かり易くいうと、まずデメリットが凄~く大きいんじゃないんかって事で、僕は本気で心配してるっていう事です。

東野:さっ、まずはですね、藤井先生のミカタこちらでございます。


大阪都構想、協定書を読み解いた藤井先生のミカタ一つ目、
大阪市を5分割する事で余計にコスト、時間とお金が掛かる。
二つ目、大阪市民の税金、年間約2,200億円が流用されていくので、
大阪市民の行政サービスレベルが下がるという、ご意見でございますけど、順番に説明お願いします。

藤井教授:次の画面お願いしたいんですけども、


藤井教授:
まずですね、都構想と今言ってるのが何かっていうのをどこに書かれてるかっていうと、
この特別区設置協定書というのがありまして、
これが言わば都構想の設計図なんですよ。


だから、今回の投票っていうのは、都構想とイメージに対する賛否じゃなくて、
この設計図通りに、行政を改革する事がええかどうかなんですよ。
だから、都構想に賛成・反対というよりも、
この設計図がええもんなんか、どうかをしっかりと性能をご理解いただく事が
大事であるというのは、まず第一点なんです。
で、この中を僕らなかなか皆さんね、お読みになるの難しいと思うんです。
僕らもこれめっちゃ、よう読んでるんですよ。めっちゃ、よう読んでも…

東野:それ読んだ藤井先生が我々に、ちょっと分かり易く教えて欲しい。

ほんこん:うん、教えてもらいたい、どうなんやろ。

藤井教授:
少なくとも、これ僕の理解というふうにご理解いただければと思いますけども、
協定書に書かれた都構想のイメージなんですが、
まず、これ現状、大阪府と大阪市二つありますと。


この辺で、まぁ二重行政が起こるんちゃうかっちゅうのがあるので、
ほいでこう大阪市をこれまず廃止すると、やめてしまうと。
ほいで、町づくりとか、広域行政っちゅうのこう大阪府に渡すんですよ。

東野:さっきのあの水道とか…

藤井教授:そう、そう、そう。

東野:学校とかって事でしょ。これを全部こっち(大阪府)に渡す。

藤井教授:
そうです。これが大体、大阪市の行政の4分の1ぐらい
これをこう大阪府に渡して、ここ(大阪府)でこう一体的にやるから、
ここでメリットが生み出されるんやないかと。
言わば、まぁ合併が起こるわけですね、ここの4分の1の分。
だから、ここでメリットがあるって事をご説明いただいた。
で、僕がデメリットがあるんじゃないかと思ってんのは、
結局、残された4分3、この中で大阪市民は暮らしていくんですよ。
で、この4分の3は、どうなるかって、これ廃止になってますから5分割されるんですよ。
5つにこう分けられるんですね。
だから、ここ(大阪府)はメリットあるかもしれんけど、
これ言うてみたら分割するっいう事は、統合したらメリットあるんやったら
分割したら、デメリットは当然出て来ると、理屈じゃないかと。

東野:どういう事でしょうか、詳しく。

藤井教授:
これはですね、5つに分けるっていう事はですね、
結局、あのランニングコストとか掛かってしまうと僕は思うんですね。
何故かというと、例えば5人で暮らしてるとしましょうよ。
5人で共同生活だし、暖房付けてもみんなで一緒に使いますよね。
ほいでご飯、台所も一個で、トイレも一個で、それで、こう5人で共同生活してるんですが、
これから5人もうバラバラに他人として暮らしていこうと。
他人というか、バラバラに暮らしていこう。
そしたら、5つのワンルームマンションができるの、こうなるんです。
ほしたら、光熱費がトータル5倍になるわけじゃないですけど、
光熱費もやっぱりトータルとして、ちょっと1点数倍とか、こうなるわけですよ。
テレビも一台、二台で、だからこれやっぱり5台必要やとか、トイレも5つ要るとか、
っていう事に、こう、どうしてもやっぱりこう、5つ作ると立派なものが出来るとええんですけど、
大体、収入同じぐらい率に分けたら、
結局サービスレベル下がるん違うかってちゅう事が考えられるんですね。
で、これはまずイメージで、申し上げましたけど、
具体的に申し上げると、例えばナントカ課長とか、ナントカ部長って一人居るわけですよ。ところが…

東野:はい、大阪市に、はい。

藤井教授:
これ部長さん、ナントカさん、やっぱり5人必要になってくるっちゅう事も出てくるわけですよ。
それとか、システムが今色々と、色んな役所行ったら、なんか電子システムとかありますけど、
それがまぁ、それぞれ別の自治を始めていきますから、
同じシステムじゃなくて、別々にこうなっていく可能性も出て来ると。
でーそれかって、コストがやっぱりこう掛かってくると。
やっぱり統合したらええんやけど、分割したらデメリットは、どうしても出て来るじゃないかっていう。

東野:
そこが心配である。
そしてですね、二つ目でございますけれども、
大阪市民の税金、年間2,200億円が流用されてる、こちらでざいます。


藤井教授:
そうそうそれ、出して、ちょとね、先ほど一つ言い忘れたんですけども、
で、その結局がね、どれぐらい余分に掛かんのか、
っていうのをこれ議会とか、色んな会議とかで会議資料とか見てますと、
大体、初期投資で、先ほど高橋先生も仰いましたけど、
初期投資がやっぱり掛かるんですね、ワンルームにまさに住むの
これが大体600億~680億ぐらい掛かるんじゃないかと。
で、これが先ほどの経営の統合で出て来るメリットをかなり上回ってしまうんじゃないかというのが一つ。
もう一つ、ランニングコストが安くなると、
二重行政が無くなって、ランニングコストが安くなるというご意見もあるんですが、
それは2,000億のとこで出て来るかもしれないんですが
残りの6,000億のところでは、ランニングコストが上がるというお話がありましたけど、
これは、年間20億ぐらいじゃないかっていう議論もあります。
だからトータルで考えると、僕はデメリットのほうが大きいんじゃないかってのが一つ。

東野:大きいんじゃないかという事で…

藤井教授:それが先ほどのお話だったんですけど。

東野:はい。

藤井教授:で、二つ目のこちらですね。


東野:年間2,200億円が流用されていくという事でございますけれど。

藤井教授:これはもうまた次の画面出していただければと思うんですが。

東野:こちらご覧ください。


藤井教授:これね、先ほど大阪市のこの町づくりの部分ていう道とか下水道、消防とか。

東野:やりました。皆さん、覚えてましたね。

藤井教授:それがね、これが2,200億こっち(大阪府)に行くんですよ。


これね、で、6,200億こっちにこう行くと。
これ大阪市民全体からしたら、今までこの2,200億は
大阪市民が選んだ市長が、大阪市民が選んだ議会の人たちと一緒に相談をして、
大阪市民の為だけに2,200億円を使ってくれてたわけですよ。
ほいでミナミの開発とか、キタの開発とか、御堂筋がどうやとか、こう色々やってたわけですよ。
ところが、2,200億お願いしますという事で。
そしたら今度、誰がこの2,200億のお金を使うかっていうと、
府議会が議論しはるわけですね。

東野:ここ(大阪府)ね、はい。

藤井教授:
当然これまぁ一体的にやっていきますから、大阪市の事だけ考えるんじゃなくて、
大阪府全体にとって、ええようなお金の使い方をしていくわけです。
ですから、大阪市民からしてみると、2,200円億円お渡しして、
それが全部返ってくるかっていうと、必ずしもそうじゃないんですね。
特に、ここでの判断で、いやぁもう大阪市の事、凄い大阪府が好きやったら、
凄い色んな事やってくれはるわけですけど、
実際、大阪市民っていうのは、大阪府全体の人口に対しての30%しか居ないんですよ。

東野:さぁ、こちらご覧ください。


藤井教授:30%しか居ないんです。

東野:
府議会が約2,200億円の最終決定権を持つようになるんですけれども、
大阪市の議員の割合は、全体の3割

藤井教授:そうなんです。ですからあのー…

東野:ねぇ、ちょっとその、まぁまぁ多数決ですから。

藤井教授:多数決ですから。

東野:その2,200億円が、大阪市の2,200億円がもっと大阪府の色んな事に使われると

藤井教授:いう可能性が出て来ると。

東野:先生、お願いします。

藤井教授:ここで…

東野:お願いします。  ←間に賛成意見入れる必要なし٩(๑`^´๑)۶

藤井教授:はい、どうぞ。

佐々木:
そういう説明はですねぇ、あのー申し訳ないですけれども、ちょっと違うんですよ。
その大阪市、旧まぁ敢えて旧、旧と申し上げますと、旧大阪市内だけで使うように、
2,200億を特別会計っていう枠に入れちゃってるんです。
で、先生の仰るのは、一般のこう、一般会計に入れますと、どこへ行くか分からないんですが、
そうじゃなくて、市の仕事をまぁ府に、府に、都に移した部分の費用ですので、
それは大阪、旧大阪市区域だけで使われるように、ブロックしてあるんですよ。

藤井教授:ていうご説明はね…

ほんこん:5区で使うていう

佐々木:うん、いや、5区で、5区に…

ほんこん:行くように…


佐々木:
使われるようにブロックしちゃうので、なんか府議会が多数決で、
そのーそれ以外のところに沢山使うって話では、全くならないんです。

藤井教授:そこ、そこで…

佐々木:そこは違うんですよ、先生。


藤井教授:で、それ今からお話しようと思ってたところなんです。

東野:はい。してください。


藤井教授:
今、特別会計というのを使って、2,200億渡すんやけど、大阪府のために使いますっていうふうに、
行政的には説明されてるんですよ。
ただ、私がこちらの協定書をこう、じっくりと見る、協定書とか、そのほかの資料を色々見ると
どうやら2,200億円の内、特別会計に入れられる、
大阪市民のための特別会計に入れられるのは半分の1,100億円なんですよ。
残りの1,100億円は、やっぱり特別会計に入らないという問題が一つ。
それから、もう一つはですね、その特別会計を運営するのは誰かっていうと、都区協議会になるので、
都と区、その市民と府民がやっぱり議論をして特別会計運営していきますから、
やっぱりこの2,200億がほかに使われていく可能性
どうしても排除できない設計になってるんですよ。

で、ポイントはね、イメージで分かるんですよ、イメージがね。
例えば、僕が80万ぐらい、ちよっと金持ちですけど、80万ぐらい月、使てたとしましょうよ。
ほしたら今の80万で服買ったり、ご飯買ったりとか、こうしてたと。
ところが今度、制度が変わって20万円をまぁ親に渡して、まぁ大家さんかなんかに渡して、
60万円自分で使て、この20万円で服買ってちょうだいねと、
服買ってくれるから20万、こう渡したわけですよ。
ほで、買ってくれるんのかなあと思ったら、
お母ちゃんがちゃんと僕の為に使てくれるかどうかっていう事ですね。
で、お母ちゃんは、僕の言う事も聞いてくれるけど、
残りの7割の人の言う事も聞かはるから、使てくれるかどうか分からない…

東野:兄弟の話とか、親の、お父ちゃんの話というのも聞かなあかん。

藤井教授:
そうそうそう。
で、しかも財布の事情を見ると、大阪府と大阪市、借金どっちが大きいか言うたら、
1.3倍から1.4倍ぐらい府のほうが借金が大きいっていうのもある。
或いは、更にはですね、大阪市内の道路の整備率と、大阪市外の道路の整備率やと、
市外のほうが道路の整備率がまだ足らない
下水道の整備水準も市外のほうが足らない
という事は、市外のほうでお金を使いたいって要望は非常にあるんですよ。
だから、府議会なんかで、そっちのほうにお金が使われていくっていう可能性は、
これ(協定書)を読んでる限りもう、どうも排除できないね。


東野:さぁ、佐々木先生。  ←聞く必要ないやろヾ(*`Д´*)ノ

佐々木:
ちょっと、それも違う。
あのーですね、(笑)半分ぐらいしかですね、そのー市の区域に使われないっていうのは、
あのー違いましてですね、あのー借金の返済も実は入ってるんですよ。
721億、そのー2,200の中には。
ですから、それ、それはーあの先生仰るように、何に使うかって出て来ないんですが、
借金の返済なんです
借金の返済。
でーまぁその他、細かいこう物が400億ぐらい入ってますけれどもですね、
それを合わせますと、全部220億は要するに…

東野:2,200億は、はい。

佐々木:2,200億は、大阪市から移った部分に使われるんです。


藤井教授:
と、というふうに何度も説明されるんですが
これ(協定書)を見るとそういうふうにはならないいうのが私の意見です。

東野:分かりました、分かりました。じゃ、高橋先生はいかがですか、今のお話聞いて。


高橋:
特別会計って仕組み自体がね、あのー要は何に使うってのは結構はっきりしてるんです。
一般会計は、どんぶりだから、藤井さんの言ったのはちょっと分かるんです、っていうのは、
あるんだけど、特別会計っていうのは、実はかなり分かれる。
そいで更に言うと、あとできちっと分かりますね。
だから、もし本当にインチキしてたら、そのあとに色んな事言えるっていう仕組みです。

東野:なるほど、さっ、そして藤井先生、この二重行政を無くす方法が別に

藤井教授:はい、そうですね。

東野:あると仰っております。


藤井教授:
やっぱりあの先ほどのね、あの図を思い出していただきたいんですけど、
もし出来れば次の、前の図出していただければと思うんですけど、やっぱり…


東野:前の図ですか、特別区の、これですね。

藤井教授:
ここ(大阪府)にメリットがあるというご意見があると。
で、ここ(特別区)のデメリットは、ちょっと排除しにくいんじゃないかっていうのは、あり得ると思うんですね。


で、僕はやっぱりこっち(特別区)のほうが大っきいんじゃないかというのが僕の意見です。
で、そしたら、こっち(大阪府)のメリットと、こっち(特別区)のメリット、
どっちが大っきいんかっていう事なんですけど、
この(特別区)デメリットがあるかもしれないリスクを冒して
このメリットを取る必要があるのかどうかっていうと、
この都構想にしなくても、二重行政は解消できる仕組みが今、法律で出来たという事は、
是非これ色んな方に知っていただきたいと思てるんです。
ちょっと出してもらえますか。二重行政解消について…


東野:
はい、こちら。地方自治改正法指定都市都道府県で「調整会議」を設置すると。
協議が纏まらない場合、総務大臣が勧告を出して決着するという、最近出来た…

藤井教授:
これ去年の法改正で。
で、実際この会議を作るっていうのは、二年後に出来上がるっていう事になってるんですけど、
要するに、二重行政が問題だって凄く言われ出したので、
この二重行政を解消する仕組みを国会でも議論しはったんです、どうしたらええかな。
で、自治法っていうのは、これが地方自治の憲法みたいなもんですから、
そこに、二重行政を解消する仕組みを作ろうっていう事がもう決められたんです。
それは、要するに政令市、大阪市と大阪府みたいなところが、
今まではもうバラバラにやってたんですけど、会議を作れという事が法律的に定められたんですよ。
二重行政を解消する為に、話し合いをしろと、
お前ら、話し合いをしろって事は今、国会で言われたので、
そこで、もめて物別れになるかもしれんわけですよ。
物別れになったら、不満があるほうが総務大臣に言い付けて、
こうなんとかしてくださいと、調停をお願いして、
勧告を言ってもらうという事が出来るようになったという事で。
で、この仕組みは具体的に、どうなるかってまだ分からないんですが、
これはもう相当、二重行政を解消するのに、強力な役割を担うんじゃないかという事も言われてます。

東野:さぁ、佐々木先生。

佐々木:
まっ、あのーこういう会議を作って話し合えっていうのはですね、
確かに制度上できてるんですが、総務大臣が勧告するというところまではいかないんですよ。
自治紛争調停委員会に持ち上げて、まぁお互いに言い分を聞くと、
ただ、物別れで終わると。

東野:なるほど。

佐々木:いう可能性があるので…

東野:法律は出来たけども、効果は…

佐々木:
総務大臣がエイッてやるの、そ、それはもうやっぱり自治の趣旨に反しますので、
そういう事はやらない。

東野:高橋先生

高橋:
まぁあの総務大臣って東京に居るでしょ。
地方の話って、地方でやるって事ですよ。
だから、それね、総務大臣いくらやるったって、はっきり言って分からん、こんなもんは

藤井教授:ただ…

高橋:
だって、東京に居るから
それだからね、まずそれどうなるかっていうとね、
総務大臣のほうは、また協議しろ、また協議しろって、ずーっとこの繰り返しだ、大体(笑)

東野:っていうふうになるという。


藤井教授:
この仕組みが全然、今までなかった中、こうやって勧告をお願いするっていう事が出来るっていうのは、
これ二重行政解消にメリットはあると私は思っています。

東野:さっ、ともこねえちゃん。ここまでの話、分かりますよね。


ともこ:はい。

東野:なんですか。その、しょぼ~んとした。

ともこ:なんかか途中からやっぱり…

ほんこん:ややこしなんねんね。

ともこ:ややこしなるんですよねぇ。

東野:どの辺りですか。

ともこ:なんかもう、二重もう、だから、どっち、自分らからすれば、どっちが特か損か

東野:だから、それ…

ともこ:お金が掛かるほうがイヤ

藤井教授:そうそうそう。

ほんこん:いやっ、ね

ともこ:先生が…


ほんこん:
あの良いですか~あの分かり難いのが大阪府に一個に纏めて
で、大阪市を解体するていう言い方が、もう分からんようになんねん。
ほんだら、その先生、言うたら、5つにしたら、もっとコストが掛かるて、
でも、5つに細分したら、そっちのほうがええっていうのが、
ほんまに分かり難なってくる、そこで。

ともこ:
だって、先生の言うのも分かるじゃないですか。
みんなで住んでたのを一個一個の家に住んだら、お金が掛かる、
当然そうやって、それは分かるんですよ。
でも、こっちの話、さっきの話やったら…


藤井教授:
メリットの二個目でね、近くになるから良いってお話あったじゃない。
やっぱり、みんなで暮らしてるよりワンルームで住みたいっていうのはあるんですよ。
ただ、お金があったら、そのほうがええんですよ。

ほんこん:
でも、大阪人は苦言いっぱいあったじゃないですか。
それを5つに細かくじゃなくて…

東野:特別区として、はい

ほんこん:特別区としてやるっていうから、俺はそ、そっちのほうが分かり易い説明にして欲しいなと思うねん。

高橋:
ちょっと良いですか。要するに今、区があるわけね、ちょこちょこね。
だからー、そんなに、実はお金が掛かんないとは思うんですよね、
ランニングコスト、今あるからね。
それちょっとそれを纏めるっていう側面も実はあるわけ。
だから、解体するってのと、沢山区のあんのを纏めるって、両方があるんですよね。



藤井教授:ただ、行政区と特別区っていうの全然違う

佐々木:ちょっと待って

藤井教授:区っていう名前が付いてるだけなんです。

ほんこん:言い方がな…

佐々木:はい、それでね、

東野:佐々木先生。

佐々木:
ただ5つに分けるって話じゃないんですよ。
5つの、ある意味、50万市を作るんです。
ですから、住民の代表で、選挙で選んで議会も出来て独立したものが出来るので
それがまさに自己決定、自己責任、自己負担の原則で、動く仕組みになるので、
大阪の出先機関のように24行政区置いてですね、
市長の命令で動くという、それだと声も届かないわけで、物凄く良くなるんですよ。

東野:我々が区を、区で選挙するという…

佐々木:そう

東野:事になるんですけど、さぁ、最後にですね、各政党の大阪都構想に対する主張がこちらでございます。


斎藤:
自民党は、大阪府・大阪市・堺市で大阪戦略会議を設置。
これにより二重行政を解消すると主張しています。
そして、公明党は住民投票には賛成ですが、都構想には反対。
民主党は、およそ2,200億円の大阪市税が市外で使用される可能性を指摘。 (佐々木:藤井さんみたい)


更に、共産党は都構想によって財源不足になる恐れがあるとしています。

東野:
さぁ、さまざまな意見ありますけれども、大阪市の皆さんは自分たちの事でございます。
しっかりと考えて投票して欲しいと思います。



以上です。


高橋洋一と佐々木信夫が大阪市特別顧問って、パネラーは知ってたんやろか?w
シロアリが「都構想でシロアリ駆除」、コレみんな一斉にツッコミ入れたはず(≧ω≦。)
駆除どころか都構想のせいでシロアリが繁殖してるんやけどな?
二人が橋下のブレーンて、わざと伏せたんか、なんでこの二人を出演させたんか?とか、
藤井教授が内閣官房参与ていう事も紹介にはなかった事も含め色々事情があるんかな?

高橋・佐々木の発言に対し、藤井教授はいちいち反論してなかったのに、
なんで藤井教授の発言の合間にコイツらを挟むねん?


高橋「今の大阪はボロボロ」て、橋下のせいやろ?w
知事時代から含めて大阪に7年ぐらい?居座り続けてる橋下のせいでボロボロ٩(๑`^´๑)۶
そういう意味で「今のままの大阪でええんか」はNO!やろ(`・ω・´)

大阪日日新聞連載の「浅野秀弥の未来創案」に書かれてる通り!

『私たちは、現在の大阪が停滞している根本的な責任は、
橋下徹市長と大阪維新の会が掲げる「都構想」という名の幻影にあると考えている。
政治的な戦いを推し進めるため他会派との対話を拒否し、中身のない政策を次々とゴリ押しし、
府市政での不祥事やトラブルで行政施策に渋滞を引き起こしている。
一方で大阪市廃止・分割案を住民投票にかけることで
行政課題がすべて解消するかのごとくのばら色の夢物語を示し
結果的に更なる多くの市民に迷惑を掛けようとしている

橋下は「今のまんま」か「都構想」どっち?ちゅう、「二者択一の罠」に嵌めようと必死やけど、
橋下・維新なしの大阪」をまず取り戻す選択せなあかん(。◠‿◠。✿)ぅんぅん


高橋は、高校まで二重行政扱いして、市立・私立は大阪市だけみたいな言い方してたけど、
堺市も岸和田市もあるし、全国にもあるやろ?
ともこねえちゃんみたいに「東京から見たら変なんや」とか、
ほんこんの「先生の言うシロアリを駆除できるんでしょ」とか聞いたら、
ほんま「大阪人は単純」て言うてたとおりw いや、うちも超単純やけどw
こういう難しい、ややこしい話は出来れば考えたないねん!が本音。
例え話とか、簡単にイメージできるような説明してもらわんと(  ′∇ソ ヨーワカランになるw
そやから、橋下が説明でけへん「協定書の中身」よりも
デマパネル使て、妄言だらけの「イメージ」が大阪人には受け入れられ易い。
けど、「単純な大阪人」やからこそ橋下の嘘に気付き、コロッと「反対」に転じる可能性も大きいはず٩(ˊᗜˋ*)و


宮崎氏が「一区30万人ぐらいの人口っていうのを当初予定」が変更した事について質問してくれたけど、
高橋も佐々木もまともな回答できずw 質問の答えになってへんやろ。
そもそも、この区割り案がきっかけで維新以外の議員を排除したり、出直し選とかしたのになw

昨年、2014.01.31(金)の第13回法定協で、橋下が提案した区割り案の絞込みを
維新以外の反対で否決されて、次回の第14回法定協を2014.02.12(水)に開く予定やったのが、
半年以上も開かれず、維新だけの第14回法定協が2014.07.03(木)に開かれた。

2014.9.10(木)特別区設置協定書についての合同勉強会で、明石直樹議員

『そもそも一般的には、スケールメリットを生かすという事であれば、
大体これは、今回の分割案とは逆なんですね。
分割するいう事は、コストが掛かるんです。これは一般的な常識なんですよ』

て、指摘してるように、当初の30万規模やとコストが掛かるからやろ?
結局、維新だけで勝手に区割り案を作った事実を一切言わんのは卑怯や。




しかも、区割り案についてはTMで市民の意見を聞いて作ったとか橋下は言うてるけど、
「そんなん聞いてもろてへん!知らんで!」の市民は多いはず。
そら、TMなんか殆ど信者やんw
大都市局まで「住民の意向を踏まえ」て答弁してたけど、
2014.10.09(木)大阪市会 財政総務委員会「特別区設置協定書の承認について」荒木幹男議員
指摘してるように、アンケート取ったり、具体的に市民の声なんか聞いてへん。
「都構想てよう分からん」とか「反対・賛成どっちの意見が正しいんやろ?」とかより、
市民にとって重要な事の一つでもある区割り案を市民の声を聞かんと維新だけで作った事実、
もうこれだけでも反対票を入れるべきやと思うけどな?


藤井教授が説明で使てたパネル


このパネルの元資料についてFBより




そして、地方自治改正法のパネルの元資料






先日ツイートした藤井教授のFBコメント


今回の番組見て、つくづくこの通りやと思た。

『しばしば「都構想」を推奨される方々の多くは、
専門家の方も含めてどちらかというと「一般論」をお話になる傾向があるやに思われます。
しかしながらもちろん、5月に予定されている住民投票は、「一般的イメージとしての都構想」に対する賛否でなく
その設計図である「協定書」に対する賛否が問われます
『我々が解説、説明、議論すべきは、都構想というイメージや、一般論で無く
あくまでも、「協定書」についてなのです!』

橋下は「イメージ」ばっかりで、協定書のどこに書いてんねん?が多すぎる。
松井も4,000億の効果額を「あれは目標」て開き直ったように、
橋下らがTMで喋ってる事を鵜呑みしてたら、また「あれは目標です」にされるで( ・`ω・´)


藤井教授も指摘してた議員の割合


これは、3/6(金)大阪府議会 総務常任委員会で、栗原貴子議員「大阪市廃止・分割構想について」
特別区民が選挙で決して落とす事のできない議員が大半を占める議会が決める事なので、
特別区民には為すべき手立てが何もない
これは多くの市民に知って欲しい事の一つ。

高橋は「区長に文句言って、駄目だったら選挙に、選挙から、で降ろす」て
橋下と同じ事言うてたけど、府議会の事には触れへん卑怯者ヾ(*`Д´*)ノ


3/5(木)に報じられた「まさに中立偽装」…橋下、京大大学院・藤井教授のテレビ出演を改めて批判
これについて藤井教授がFBでコメントを出してる。



これについては、うちもツイートしてたんで、以下に置いとく。(コメント内は1/24になってるけど、正しくは1/31放送です)











そして、今回の番組でもちゃんと発言してた。
東野の「藤井先生は、この大阪都構想に反対という事で良いんですよね」に対して、

「はい、前ここでも取り上げた時に、僕が書かしていただいたネット記事が、7つの事実って、
あの7つの事実は、賛成・反対申し上げるのではなく
事実を申し上げたものです、いう事はここで申し上げたんですが、
敢えて僕が賛成か反対かと聞かれれば、勿論、私は反対を入れます」と。

橋下は、藤井教授をめっちゃ恐れてるんやろなw
市議会でも頻繁に「学者」=藤井教授を批判してた部分のツイをちょっとだけ以下に。



学者なのでねぇ、やっぱり番組出るとみんな視聴者信用しちゃうんですよねぇ」
これ、かなり焦ってる本音がポロリw
更に呆れたのが
「藤井氏へのタウンミーティング参加のお願い」公開のお知らせ
これは大阪維新の会のHPと維新の党のHPにも載せてて
藤井氏へのタウンミーティング参加のお願い」のような手紙?らしいm9(^Д^)プギャー
京大総長宛になってるけど、これって要請状?誰が作成したんか知らんけど、ご挨拶もないしw
要するに、お前のとこの学者をテレビに出せや(#゚Д゚)ゴルァ!!やなw
しかも、差出人が国政政党の松野幹事長てwwクルクル σ@( ゚∀ ゚) パー!?
「異常な党」に改名したら?w
で、なんでタウンミーティングに、カカッテコイ!щ(゚▽゚щ)なんかも理解できひんww
こんな迷惑メールみたいな紙は(ノ ̄ー ̄)ノ :・'.::・>+○┏┛焼却炉┗┓でええやろ(・`ω´・(-`ω´-)ウン



※以下、参照

◆「大阪府・大阪市特別区設置協議会だより」
第1号~第3号
維新がボツにした「大阪府・大阪市特別区設置協議会だより 2015年3月 第4号 版下



◆番組で藤井教授が説明された内容などの動画
インターネットTV「超人大陸」 大阪都構想問題『藤井聡教授の大阪都構想を考える』
シリーズ1 「一度やって、ダメなら元に…」は絶望的に難しい

シリーズ2 大阪市民は結局「損」をするのか 賛否判断を下す上で、極めて大事な「2200億円の流用問題」

シリーズ3 「五分割」が産み出す新たなムダ part1 part2

 サトシフジイドットコム 「大阪都構想」を考える (※「注目記事」もおすすめ)


◆浅野秀弥氏
・ 大阪日日新聞 連載・特集「浅野秀弥の未来創案

 大阪都構想はいらない・・・民意の声 (FB)



◆世田谷区長の保坂展人氏「大阪都構想の欠陥 東京23区の現実

◆大阪都構想/東京23区長の意見/大阪【毎日新聞】


◆自由民主党大阪市会議員団
 現行大阪市と大阪府特別区の自主財源を比較  広報誌より

・ 本気で考えよう大阪の将来」 ←新バージョン希望

・ 川嶋広稔議員Twitterイメージ一覧


◆民主党大阪府連
 もし、大阪都構想が実現したら ~ムダとムリの都構想~ ver.1(動画)

 『プレス民主号外

 市民とともに大阪改革!~大阪市を解体せずに、実現します~ (動画)

・ 民主党の提案 市民とともに大阪改革! (動画)


◆日本共産党大阪府委員会
 大阪都構想Q&A


◆公明党
 大阪市を廃止・解体する「都構想・協定書」の問題点を明かす

 「都構想・協定書」勉強会資料 (動画)

・ 明石直樹議員「明石なおき通信 号外


◆大阪市廃止・分割構想関連サイト
未来に残そう大阪市 みんなで止めよう大阪都構想

SAVE OSAKA STATEMENT(S.O.S.)プロジェクト

大阪はひとつになってバラバラになる

大阪市なくさんといてよ市民ネットワーク

明るい民主大阪府政をつくる会



◆2014.9.10(木) 「特別区設置協定書についての第1回合同勉強会」文字起こし
八重樫善幸議員  明石直樹議員  柳本顕議員  
宗清皇一議員    花谷充愉議員  長尾秀樹議員 



◆テレビ番組文字起こし

2015.3.3(火)おはようパーソナリティ 道上洋三です「橋下:寧ろ、お金は増えます


2015.2.25(水)アンカー「橋下政治を続けるかどうかの住民投票?

2015.2.22(日)「既得権益者の橋下が京都大学を既得権レッテル」←NHK・党大会での橋下発言



2015.2.10(火)夕刊7チャンネル「直訴 自民新人 大阪都にNOを


2015.02.09(月)ちちんぷいぷい「小チンピラVSヘドロチック


◆会見文字起こし
2015.02.05(木)橋下会見「大阪市を解体する以外には方法はない

2015.02.04(水)松井会見「橋下をテレビに出してあげてよ

2015.01.29(木)橋下会見「住民説明会と藤井聡氏について

2015.01.28(水)橋下会見「早く大阪市議会を潰さないと駄目です

2015.01.22(木)橋下会見「責任を負ってるのは大阪市長なんですから」

2015.01.21(水)松井会見「都構想について」

2015.01.15(木)橋下会見「みんながメトロポリタンになる」


◆2015.01.24(土)TM文字起こし「松井・橋下の嘘八百に騙されないように




◆各番組・放送局へのご意見・ご感想送信先

VOICE http://www.mbs.jp/voice/contact/

キャスト https://cipher.asahi.co.jp/webnews/cast/comment.html

関西情報ネットten https://www.ytv.co.jp/ten/goiken/form.php

夕刊7チャンネル TVO news@tv-osaka.jp


毎日放送(MBS) http://www.mbs.jp/kouhou/mail/

ABC朝日放送 http://asahi.co.jp/publicity/#cate02

関西テレビ http://www.ktv.jp/goiken/

よみうりテレビ http://www.ytv.co.jp/bangumishinsa/index.html

テレビ大阪 https://ssl.tv-osaka.co.jp/fm/site/contact/


BPO 放送倫理・番組向上機構 http://www.bpo.gr.jp/


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